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特集 | 米国株

テスラ、新型ロードスターの「飛行」デモを公開 スペースXの技術で数秒間宙に 株価は21日の決算前に

米テスラは15日(現地時間)、テキサス州で新型スポーツカー「ロードスター」を公開し、車が壁を駆け上がって宙に浮き、着地するデモを披露した。動画はSNSで大きく広がった。株式市場の関心は、21日に予定する7〜9月期決算に移る。

ヨリビケ編集部 ・ 特集 21:19 ・ 2026年10月16日
動画:テスラ公式「The Ramp | Roadster」(飛行デモの映像) YouTube で見る

FNNによると、公開された動画では、ロードスターがほぼ垂直の壁を駆け上がってそのまま空中に飛び出し、車体から空気を噴射して姿勢を整えながら着地した。宇宙開発企業スペースXと共同で開発したもので、ロケットの技術を応用した装置で高圧の空気を噴き出し、車体を浮かせる仕組みだという。

日本経済新聞によると、使ったのは燃焼式のエンジンではなく、600リットルの圧縮空気で動く10基の冷ガススラスター(燃やさずにガスを噴き出す小さなノズル)と、ファンで車体を路面に吸い付ける仕組みの組み合わせで、宙に浮いたのは数秒間だった。テスラは時速0〜60マイル(約97km)の加速を約1秒としている(テスラの発表値)。

ロードスターは2017年に初めて公開され、当初は2020年の量産をめざしていたが、目標の時期は何度も先送りされてきた。今回の発表会も10月1日の予定が延期されていた。報道によると、生産開始は2028年の予定だ。

株価の面では、テスラ株は発表前から下げが続いていた。米国の株価データサイト stockanalysis の記録では、終値は12日から4営業日続けて下がり、15日は362.44ドル(前日比1.29%安)だった。16日の米国市場が開く前の時間外の取引では3%あまり高い場面があったが、これは終値ではない。

テスラの株価は、車そのものよりも、自動運転やロボットへの期待で動くことが多いとされる。21日に予定する7〜9月期の決算で、業績と今後の計画がどう示されるかが次の注目点になる。スペースXとの関係をめぐっては、英バークレイズのアナリストが統合に関する発表が年内にもありうるとの見方を示したとブルームバーグが報じているが、会社が発表したものではない。

数字で見る

発表10月15日(現地時間)、米テキサス州
デモの仕組み(日経)冷ガススラスター10基・圧縮空気600リットル、ファンで路面に吸い付く仕組み
宙に浮いた時間(日経)数秒間
0〜60マイルの加速(テスラ発表値)約1秒
生産開始(報道)2028年の予定
テスラ株 10/15 終値362.44ドル(−1.29%)
次の決算10月21日(7〜9月期)
ヨリビケの見方話題の大きさに比べ、ロードスター自体の業績への影響は小さい。報道で伝えられた「全部売れても売上高は約2.5億ドル」という試算と、テスラの時価総額(約1.48兆ドル)を比べると、ヨリビケの計算ではおよそ0.02%にとどまる。株価を動かすのは21日の決算の中身になりそうだ。

次に見るポイント

  • 21日のテスラの7〜9月期決算(業績と、自動運転・ロボットの計画)
  • 16日の米国市場でのテスラ株の終値
  • スペースXとの関係をめぐる会社の発表

関連する動画

動画:テスラ公式 発表会の配信(全編) YouTube で見る
動画:ロイター「We have liftoff: Tesla's new Roadster can fly, sort of」(英語) YouTube で見る

出典

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